06年度秋学期情報基礎演習第十一回

XHTMLその2・Web構築実習・ftp

情報の公開のための準備

手元のコンピュータに編集されたファイルがあっても、それだけでは世界中に公開されたことになりません。そこで、FTPというツールを用いて公開用コンピュータ(WWWサーバ)に転送することにしましょう。早稲田大学の学生の場合、まずは、授業ごとに公開用のフォルダを作成する必要があります。

具体的な作業内容は、PC・ネットワーク利用ガイド2006年版の6章を参照してください。

  • スタートメニュー>プログラム>telnet&ftpFFFTP
  • 自分のメールアドレスと共通したサーバを選ぶ
  • 接続ボタンを押すと、ユーザ名を求められるので、メールアドレスの@より左側を入れる
  • パスワードを求められるので入力する
  • public_htmlフォルダの中に、授業番号のついたフォルダを作成する

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ネットワークサービス基礎

最新のWebサービスを知る。特に著作権に絡めて。

YouTube著作権について

先日、YouTubeというオンラインビデオ投稿サービスがGoogleに買収(正確には三角合併)されました。ここしばらくではネット上の最大の事件ですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

さて、この授業でYouTubeというサービスを利用している人がどの程度いるかわかりませんが、名前だけでも知っておくと良いでしょう。ちなみにURLは以下の通りです。

YouTube

このYouTubeが国内でどの程度利用されているかというと、

http://blog.japan.cnet.com/watanabe/archives/003083.html

によれば、『IIJの記者セミナーでIIJの日米回線の1/6をYoutubeのデータが占めている』というほどだといいます。確かにYouTubeで公開されている動画の少なからぬ部分は日本から投稿されたものです。しかし、そのうちのかなりの部分が著作権を無視した、いわゆる「違法動画」です(もちろん自分で撮って公開している人も沢山います)。

つまり、日本のテレビ局が作成したコンテンツが、無料で公開されてしまっている、という点が問題となる訳です。著作権法は基本的に親告罪ですので、著作権を持っている側が訴えない限り罪となりません。もちろんテレビ局の担当部署が、YouTubeで公開されている全ての動画に目を通し、削除を要求する、ということも現実的ではありませんので、「黒に近いグレー」の状態が続いているといっていいでしょう。

参考:
YouTube - Wikipedia

しかし、YouTubeには違法動画が多いとはいえ、ユーザ側からすると便利である事は確かです。そしてネットワークのサービスは便利な方へと向かってきました。これからもそうでしょう。Googleが買収を行ったことで、しばらくの間は、動画共有と著作権に関する話題がホットなテーマとなるようです。




参考文献

課題

全てのHTMLが完成し、文章と画像が挿入されている