第06回 - 07年度春学期
プレゼンテーション実習
今回から数回は、スライドを用いた口頭でのプレゼンテーション実習です(ただし講義録上では1回分として扱います)。
一人の持ち時間は5分/10分/20分(クラスによって異なります)とします。一人の発表時間が5分のクラスでは、入れ替え時間も含め、1回の授業で12-14人が発表することができます。10分であれば、7-8人です。20分では3人から4人が限度になります。
また、発表後に直接質疑応答を行う時間がありませんので、授業用SNSを利用して質疑応答を行います。プレゼンテーションをきちんと聞き、内容をメモとして記録する練習のため、この実習ではノートを一冊用意する必要があります。ノートの記録法については後述します。
プレゼンテーションの進行
以下はプレゼンテーション実習の進行についてのルールです。プレゼンテーション実習は以下の手順に従って行われます。
発表順序の決定
TAまたは教員が出席番号を記したカードを切り、そこから一枚引きます。書かれた番号の人から発表を開始します。指定された発表者がまだ発表の準備ができていない、授業を休んでいる、何らかの都合で指定されたタイミングで発表をしたくないなどの場合には「パス」と宣言し、発表を一時的に回避することができます。「パス」された場合には、山からカードをもう一枚引きます。これを繰り返します。「パス」した人のカードは、授業終了後に山に戻されます。その際にはパスした日付と回数がカードに記されます。パスした回数は成績に反映されます。
持ち時間
発表者は5分/10分/20分(授業によって異なる)の持ち時間を有するものとします。
制限時間の規定
発表者は「持ち時間+2分」を制限時間とし、制限時間を越えた時点で強制的に発表は中止され、プレゼンテーション課題の成績は内容如何を問わず、最低基準点となります。
予鈴
発表者の持ち時間が終了する1分前に予鈴として1度鈴を鳴らします。
本鈴
発表者の持ち時間が終わった時点で鈴を2度連続して鳴らします。以降1分ごとに鈴を鳴らします。
発表後の手続き
発表終了後に、発表者は自分の番号が記されたカードを受け取ります(これは発表したことの証明になりますので、持ち帰って下さい)。最後に発表者がカードをシャッフルして一枚引き、その番号を発表します。
一人5分の発表時間では、入れ替え時間を1分と想定し、12名で72分を発表時間として想定しています。もちろんオーバーする人が多ければこの時間で講義を終えることはできませんので特に時間オーバーには注意して下さい。
プレゼンテーションを聞いている際のノートの利用法
話題提供者の話していることをメモをするために、また思いついた質問事項などを記すために、ノートを活用します。
まず、ノートは1ページずつ用います。日付・発表者名・テーマを最上部に記します。
本文は縦に二分割し、一方を話題をメモするために、他方を質問や思いついたことをメモするために利用してください。メモの取り方については前回の講義録を参照し、各人工夫をしながら取るようにしてください。
ノートは基本的に全ての発表者が発表を完了した時点で回収し、成績に反映することとします(後ほど返却します)。
参考文献
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ネットワークサービス基礎
インターネットを利用したテクノロジーを使っている人と、使っていない人の間で、すでに大きな情報格差があるのではないかといわれています。知っている、使えている人にとっては、ほんの数分で済んでしまうことが、旧来のツールしか知らない人にとっては、その何倍も時間や労力がかかることは、珍しいことではありません。当然ながら、旧来のツールでは不可能な(または現実的ではない)ことも多々あります。
今回からは、少し時間を割いて、インターネットにおけるいくつかの最新のサービスを紹介します。決して活用するのに難しいものではありませんし、使えば便利だと感じることと思います。このようなツールを使いこなしていくことで、皆さんがインターネットの利用に積極的になっていっていただけたらと思います。
Googleマップ日本語版とGoogleEarth
今回は、「Googleマップ日本語版」と「GoogleEarth」を紹介します。
皆さんもご存知のとおり、Google という会社は、検索サービスのトップです。その会社が地図サービスを提供した結果が、Googleマップ日本語版です。このサービスでは、住所からその周辺の地図を表示するだけでなく、その地域の店舗やサービスを場所情報を含めて表示してくれます。
まずは自宅や職場近辺の地図を確認し、その上でどんな店舗が地域のどこにあるかを探してみてください。このように、最近ではオンラインのサービスが「現実の」私たちの生活に入り込んできていることがわかるでしょう。
さらに既存のサービスと組み合わせて新しいサービスを構築する「マッシュアップ」という技法を利用して、世界中でGoogleマップの仕組み(GoogleMaps APIといいます)を利用した様々なサービスが展開されています。例えば、
クネヒト
という会社のサービスでは、GoogleMap上に様々な情報を重ね合わせるという新しいサービスを提供しています。
さらにGoogleEarthは地球をブラウズするための単体のアプリケーションです。「地球をブラウズする」というのはあまり実感が沸かないかもしれませんが、要するに非常によくできた「バーチャル地球儀」です。上記のGoogleMapsよりもさらに詳細な衛星写真で作られた地球儀の中を自在に飛び回ることができます。さらに高度データも含まれていますので、山や谷などの地形についても再現がなされています。
GoogleEarthは、これらの膨大なデータをコンピュータ本体(ローカル)に置くのではなく、地図データをストリーミングして表示するという仕組みで実現しています。
参考
課題
発表への質問
- 発表の次週までに発表した人の日記に対して意見感想質問をまとめ、コメントを行う。
- 発表者は、発表を行った翌週まで待機し、質問が書き込まれたことを確認の上、日記に質問等のコメントをまとめ、自分のプレゼンテーションの内容に反映しつつ回答等を行う日記を書き込むこと。
日記の記述
- 最低週に1つ以上の日記を記し、また2つ以上の日記にコメントを行うこと。内容については授業に関係の無い話題でも良い。またコメントは教員の日記に対する質問でも構わない。